ボードゲーム「ルート」間違いやすいルールやプレイアドバイス
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ボードゲーム「ルート」について、それぞれの派閥について多くのルールや例外処理があるため、ミスプレイが多発する可能性があるため、特に間違いやすそうなものについて、まとめております。
また、基本的にはbggのフォーラムなどを参考にし、私訳を用いて解釈しております。より正確なルールやFAQを知りたい場合は、各自でそれぞれの情報を参照してください。また、間違いや質問がありましたらtwitterにて連絡お願いします。
aoringo / BGED(@moeringo)さん | Twitter
最初に、ゲームルールを「法規」まで読むこと
カジュアルに遊ぶ分には基本ルールで十分ですが、細かな例外処理などを参照するために、一度は法規にも目を通しておくことをお勧めします。
全派閥共通であるクラフトや戦闘、移動については読んでおくことをおすすめします。
遊ぶ前に少なくとも1人はゲームルールを読み込むこと
ルートは非常に複雑であり、それぞれの派閥のゲームルールが異なるため、所見でルールを読みながらのプレイはおすすめいたしません。はじめての人が殆どでも問題なく遊べるようにプレイ演習シートなど、インストを補助する仕組みは多くありますが、ゲーム本体自体のルール量が多いため、少なくとも1人がゲームルールを読み込み、適時補足や解説をしつつ、プレイ演習をしてスムーズにゲームが始められるように整備されています。
ドミナンス
ドミナンスカードは勝利条件を変更します。これは、ゲームに勝利しやすくなる、ということとは違うことに注意してください。ドミナンスカードの勝利条件をほぼ確実に達成できる、という状況になったらプレイすることをおすすめします。例えば4人でプレイしていた場合、1人がドミナンスカードで勝利条件を変更しても、他プレイヤーによって全力で邪魔され、その戦略基盤ごと潰される可能性があります。
捨て札にされたドミナンスカードは、マップ近くに保持され、誰でも獲得できるよう状況になります。ドミナンスカードを獲得するには、一致するスートのカードを捨て札にして、代わりにドミナンスカードを獲得します。交換に近いですね。これは忘れやすいので注意してください。
マルキス
マルキスは圧倒的有利な状況からゲームを開始します。全体的に素直なゲームルールをしており、初心者向けかと思います。一方で、複数のプレイヤーから狙われる事になりやすいので、ままならさも味わいます。ヴァガボンドがいるなら、アイテムをクラフトして彼を味方につけるべく動くべきでしょう。
鳥カードによるアクション追加
鳥カードによる1アクション追加は非常に強力です。忘れないようにしましょう。もちろん、カードを消費するアクションを実行する場合、そのカードも消費します。
王城
王城は最も大切な建物です。あなた「だけ」が、王城のある区画に戦士や建物を配置できます。他プレイヤーは、王城のある区画にピースを配置できません。しかし、移動で侵入することはできますので、例えば隣接区画にてウッドランド連合が反乱を起こし、一気に攻め入られる可能性があります。常に戦力により警戒を怠らないようにしましょう。
建設
建設によって消費する木材トークンは、対象区画から、マルキスが支配する区画の連なりから消費されます。これは「マップ上のどこからでも消費できる」というわけではないので注意してください。道で繋がり、道中区画も全てマルキスが支配している必要があります。他派閥は、この木材の供給線をいかに断つかを計画してきます。
残業
消費するカードスートに一致する区画1つにある、製材所1つに、木材トークン1つを配置します。例えば、キツネカードを消費した場合、マップ上の、キツネ区画1つにある、製材所1つに木材トークンを配置します。マップ上の全てのキツネ区画にある製材所全てではありません。これはとても非効率ですが、場合によっては重要なアクションになるでしょう。例えば、木材の供給線が絶たれることにより、木材が足りなくなることがあります。マルキスがいかに木材に依存しているかがわかるでしょう。
鷲の王族
少しむずかしい派閥ですが、実行できるアクション数が増えていき、いろいろなことができる派閥です。マルキスと鷲の王族の紛争が「ルート」の基本となります。初心者はこの2大派閥のいずれかでプレイすると良いでしょう。
鷲の王族は毎ターンアクションが増えていき、それにより制約が多くなっていきます。混乱により点数が失われますが、それよりも止まり木による毎ターンの得点は大きいです。混乱を恐れず、大胆にアクション数を増やしていくことも大切です。
法令列へのカードの追加
毎手番、手札からカードを1枚か2枚、法令列にカードを追加します。例えば、雇用にウサギカードを1枚、移動にキツネカードを1枚。だったり、雇用にウサギカード1枚だけ。といったことも可能です。このとき、鳥カードを追加する場合、1枚のみしか法令列にカードを追加できません。雇用にウサギカード1枚、さらに、鳥カード1枚、といったことはできません。鳥カード1枚を追加したら、それ以上カードを追加できません。
法令アクションの実行
法令アクションは、雇用、移動、戦闘、建築の順番で実行します。雇用アクション列にあるカード全てを処理したら、次の移動アクション列に移行します。このとき、アクション列にある実行するカードの順番は任意です。例えば、雇用列にウサギ、鳥、鳥と差し込まれていても、好きな順番でスートのアクションを実行していきます。
移動アクション
カードスートの区画「から」移動します。「へ」ではないことに注意してください。キツネスートで実行した場合、キツネ区画「から」移動アクションを実行します。
リーダー能力
リーダー能力はどれも非常に強力です。忘れないようにしましょう。
ウッドランド連合
少しむずかしい派閥です。少ない戦力で、爆発的な火力によって短期決戦的に区画を支配していきます。戦況をにらみ、ウィークポイントへと決死の突撃ができるかどうかが鍵になるでしょう。ルールもすこし複雑です。経験者、または、ゲームのホストさんがある程度ケアして上げる必要があると思います。
暴動
暴動能力によって支援者カードを獲得するのがウッドランド連合の基本戦術となります。マップの要所に賛同トークンを配置し、そこへ移動してくる戦士たちにより支援者カードをゲットしましょう。また、場合によってはわざと賛同トークンを取り除かせることによってもカードを獲得できます。例えば、敵が賛同区画に移動してきて、戦闘によって賛同トークンを取り除いた場合、連合は支援者カード2枚を獲得できます!
反乱
反乱にて、ヴァガボンドのポーンは取り除かれません。
建物やトークンを取り除いたとき、通常どおり勝利点を得点します。
ヴァガボンド
おそらくルートにて最も難しく、かつ選択肢を迫られる派閥でしょう。ゲームメイカーでもあります。常にゲーム状況を観察し、不利な派閥を支援し、有利な派閥へとちょっかいをかけましょう。ともすれば、ヘイトを一身に受け、形見が狭い状況もあるかもしれません。初心者がいる卓では、ホストがヴァガボンドを担当し、ゲーム状況をコントロールしていくのが楽しいゲームのコツだと思います。
スリップ
ヴァガボンドはスリップでのみ、森へと移動できます。移動アクションでは、森から出ることはできます。
奇襲
敵対派閥の戦士を奇襲アクションにて取り除いたとしても、勝利点は得点できません(敵対派閥への追加得点は戦闘にて獲得できる)。
奇襲によって敵対派閥にはなります。
クラフト
ヴァガボンドのクラフトは、ハンマーを使用します。ハンマーはヴァガボンドが現在いる区画スートと同じになります。つまり、複数スートを要求するカードのクラフトはできません。
ティー、コイン、バッグの消耗
ティー、コイン、バッグアイテムを消耗した場合、それらはカバンに移動します。これにより、それぞれのステータスが減少します。例えば、バッグを消耗した場合、カバンに持てるアイテム総数が減少してしまいます。コイン、ティーによっても各ステータスが減少するのに注意してください。