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車生産工場のラインづくりが楽しいボードゲーム「オートマニア」レビューと感想

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オートマニア
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★☆☆
プレイ時間:60~90
年齢:12歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「オートマニア」は車に様々なオプションをつけながら生産して最も偉大なメーカーになることを目指す車生産ゲームとなっています。

ルール概要

プレイヤーはそれぞれ自身の生産工場を示すプレイヤーボードを所持しています。ボードには3つの生産ラインがあって、三種類の車を作ることができるようになっています。

手番で行うのは手元にある労働者コマを共通ボードに配置することによって様々なアクションを行うこと。

共通ボードにはタイルが列になり配列されており、その縦もしくは横に描かれた箇所に労働者を配置します。

アクションにて車を生産したり、契約カードを獲得することができます。さらに、今回おいた労働者の列・段にあるタイルを一枚獲得しプレイヤーボードの該当する場所に配置する事ができます。

これによってそのラウンドで人気度の高い車を作っていくことになります。

また、面白いのが他の人がおいた場所に置くときは追加で一つ労働者が必要になり、さらに前にあった労働者は持ち主のところに戻るというところ。

シンプルな中にちょっと捻ったルールがスパイスとして効いています。

ゲーム感想

基本的にはシンプルなワーカープレイスメント。その時その時の需要を見極めつつ生産ラインを組み立てて車を作っていく。そのフローがしっかりとゲームとして表現されていると思います。

手番でやっていくのは労働者を配置してタイルをもらい、車を作る。それだけ。それだけなのになんとも悩ましい!!!

比較的短い時間で遊べながらワーカープレイスメントが持つアクション先取りのやり取りを思う存分楽しめる作品になっていると思います。

工場生産というフレーバーも刺さる人にはときめく要素でしょう。

ラウンドごとに変化する需要にどれだけ対応するのか。契約カードに合わせた車をいかに作るのか。悩ましいゲームとなっています。

面白いのがこの生産ライン、タイルを配置するだけなんですが、それぞれの車が通るラインが重複していたりするんですよね。ここに配置すれば大衆車とスポーツカー両方で使えるぞ、なんて思いながらちょっとしたパズルチックなところも楽しめます。

車生産というフレーバー、ちょっとアレンジされたワーカープレイスメント、ほどよい時間で遊べるお手軽さ。これらにピンと来る方は間違いなく楽しめる作品であると思います。面白いですよ。

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