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ダイスによるアクションポイントの拡大再生産が楽しい「アーティファクツ・インク」レビューと感想

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アーティファクツ・インク
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★☆☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:60
年齢:13歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「アーティファクツ・インク」はダイスを使ったワーカープレイスメントルールを使った拡大再生産という感じのゲームです。

プレイヤーはそれぞれ探検家を派遣する会社を運営し、遺産を発見してそれを博物館に売って生計を立てていきます。施設を建てたり、新たな探検場所を発見したりしてライバル企業達に負けないように頑張るのです!

まずプレイヤー毎に場札として最初から五枚のカードがあります。これの並び方は自由です。アドヴェンチャーズカードが振れるダイスの数を表しており、そのダイス数がそのままアクションポイントの数となります。ダイスを振ったら、そのダイスをカードに配置していきます。カードによって効果が異なり、ダイスを配置する事によって効果が発動します。ここらへんはワーカープレイスメントのルールになっていますね。

購入アクションでは場札として出ている九枚のカードを購入する事が出来ます。購入は右上のコストを支払う必要があります。また、自分の持っているカードもコストを支払うことで裏返し、アップグレードする事が出来ます。

また、集めた掘り出し品を博物館に売却したりするアクションも有り、それらを上手く使って勝利点を稼いでいきます。

点数ボードの中央にも山札が有り、ここに必要出目以上になるようにダイスを置く事にって勝利点を稼ぐ事が可能、と、わりと出来る事は沢山あります。

ダイスゲームなのですが、ワーカープレイスメントルールを採用していますし、ダイスを置くために必要な条件も軽めなためサクサク遊ぶ事が出来ますし、自分のダイスでのみワーカープレイスメントをするので好きな事が出来るようになっています。

カードを購入してめくっていき、勝利点が増えるのは宝石の煌めき、ダイスを振って配置したりコントロールしたりするのはマルコポーロの足跡に近い物を感じます。博物館に売却していくことにより発生するエリアマジョリティ要素も中々楽しく、ダイスゲームですが、素直に拡大再生産が楽しめるようになっています。

全体的に軽いプレイ感、アクションのコンボ感が味わえるのは良い感じ。

カードを場札として配置していく事にって効果が発揮されていくカードの組み合わせというルールも悩ましく、好きです。

反面、一度リードし始めると追いかけるのが大変という拡大再生産の特徴が色濃く出ているゲームでもあります。ダイスゲームで定番のダイス出目コントロールもあまり必要なく、パズル感は少ないです。

王への請願のようなダイスの出目操作による苦しさを味わいたいならちょっと違うと思います。ダイスによって起こるアクション構成の妙、カードによるコンボ、沢山のダイス、拡大再生産。これらの要素が好きな方には楽しめるかなと思います。

少し説明が大変だとは思いますが、小学生中学年くらいからは遊べる程度の難易度だとは思います。

要素がちょっと多めですので、とっつきずらいですが、遊び始めるとさくさくっとテンポ良く楽しめるかなと思います。

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