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経済重量級ゲーマーズゲームボードゲーム「アークライト」レビューと感想

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アークライト
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★★★☆
運要素:★☆☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:120~240
年齢:12歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「アークライト」は自身の工場を増やし効率化しながら利益を確保し株を増やしていくゲームです。

ルール概要

ラウンドは4ラウンドで構成されており、ゲームモードによってラウンド数は変化します。手番では所持しているアクションタイルを共通ボードに配置する、もしくは既に配置されたものを選択して場所に対応した金額を払うことによって実行します。

これによって各工場を建設したり、労働者を増やしたり機械化を進めたりといった事を行いつつ自身の盤面を効率の良いようにしていきます。

ターンの最後には、そのターンに対応した商品の売却が発生し、工場で作った製品ごとに収益があります。ただし、価格の需要と労働者たちへの給金も発生しますので、他プレイヤーとの駆け引きが重要になります。

これを繰り返していき株価トラックをあげ、最終的に最も所持株と株価の合算数の最も高いプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

基本的な一つ一つのルールは凄くシンプルです。

株と拡大再生産が合わさったようなゲームになっていて、基本的に何をしてもお金がかかる。その中でいかに株価を増やし、株の保有数をあげていくのかと言うのが重要になります。

手番で何をするのか、他のプレイヤーが何をしようとしているのか。それによりどう盤面が変化していくのかを考えていくのがすごくシビアに表現されている作品だといえます。

そうやって遊んでいくと、本作は株ゲーというよりも非常にシビアな会社経営ゲームなのかなと感じます。自身の会社をどう運営していくのか。製品を多く製造できるが、それと同時に単価も下げないと売り切ることは出来ない。いかに質をあげ、商品価値をあげていくのか。

そういった要素と要素の絡みが上手く、苦しく組み上がっています。

読み合いの楽しさ、そしてそこから生まれる苦しさ。そういった面に楽しさを見いだせるのなら本作はかなり楽しく遊べるのではないでしょうか。

ずっしりとした重ゲー、産業革命時代のフレーバーに興味があるなら本作はオススメといえます。

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