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自分だけの宮殿を作る! 箱庭、建築系好きはハマるかも「アルハンブラ」レビューと感想と和訳ルール

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アルハンブラ
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★☆☆☆☆
運要素:★★★★☆
思考要素:★★☆☆☆
プレイ時間:45 − 60
年齢:8歳~
プレイ人数:2~6人

ボードゲーム「アルハンブラ」は、それぞれのプレイヤーが四種類あるお金をやりくりして建物を建築していき宮殿の出来を競うゲームです。

デジタルゲームでよくある見下ろした感じのイラストがとてもかわいらしいのが特徴的ですね。手番で出来るのは基本的にお金を入手するか、建物を購入するかのみ。あとは購入したタイルを使わずにキープする事ができます。置くときに細々とルールがあったりするわけですが、割合します。

それぞれのプレイヤーがカルカソンヌをするというようなイメージのゲームですね。雰囲気は抜群に良いといっても良いと思います。建物は青、赤、白など六種類に分かれていて、それを沢山立てれば立てるほど、3回ある集計フェイズでの得点を貰えます。全種類で一位を狙うか、2~3個くらいで一位を狙っていくのか戦略を考えるのは楽しいところ。また、立てていくと壁も出来てて、この長さによっても点数になるので大切な要素になります。

建物はお金で買うわけですが、この金が四種類あり、さらには互換性が無いため別々で集める必要があります。当時のお国事情なんかも見えるようでなんともニヤニヤしちゃいますね。

それぞれの種類の金で建物を購入していくため、山札から出されたカードを軽く覚えておくことも重要になってきます。ゲームはタイルか山札がなくなると終了という感じです。分かりやすいですね。

ドイツのゲーム賞をとっただけあって、シンプルでまとまりつつも運の要素もほどほど、わかりやすく建物がどんどん広がっていく感じは好きです。それぞれの種類の建物によって点数が加算されていくのもいいですし、お金の種類があってそれぞれ互換性がないというのもなんとも新鮮です。

ゲーム全体の雰囲気も抜群で中々に遊んでいて印象に残るゲームかと思います。

ただ、ソロゲー感が強い上に、どの貨幣でどのタイルが買えるのかというのは相当に運要素が強いと感じます。手番で行う事でお金を取るか、タイルを購入するかという選択式のため、お金を集めるとタイルは購入できませんし、逆だと欲しいタイルのお金は持ってないと言う事もあるわけで。

購入したタイルは自分にしか関係ありませんから絡むのはどれをどう購入していくのか、どのお金を引いていくのかという部分のみ。どのお金が出てくるのか。どのタイルがどのお金で購入できるのかという運が絡む要素が二重に存在するので戦略をたてようにもどうしようもないという感じですね。ゲーム自体が手元の建物を広げていく、どの色をどう配置していくのかという戦略的な分すこしちぐはぐさを感じてしまいました。

結果として手なり感が強く、あまり考えてもしょうがないやという感じになりそうです。のわりにはどうタイルを配置していくのかというのがパズル要素が強くて、考えるダウンタイムが気になるのですよね。

それだと全員に影響していくカルカソンヌがやはりいいなーと感じてしまうのは私だけでしょうか。

とはいえ子供やカジュアルにゲームを遊ぶ人には楽しく遊べるシンプルなゲームだと思います。何も考えずサクサクっと遊ぶ分には良いゲームかと思います。

建物建築、パズル、タイル配置、箱庭感、抜群の雰囲気。これらの要素にピンと来たらオススメかと思います。シンプルでよくまとまっているゲームです。

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