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これとこれを混ぜれば・・・あー!? 実験系推理ボードゲーム「アルケミスト」レビューと感想

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アルケミスト
おすすめ度:★★★☆☆
ルール難易度:★★★☆☆
運要素:★★★☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:120
年齢:14歳~
プレイ人数:2~4人

ボードゲーム「アルケミスト」は、素材を混ぜ合わせて薬を作りながら素材の構成要素を推理、名声を稼いでいくゲームです。スマートフォンを使うゲームという触れ込みでも話題になりましたね。

ゲームボードには結構なスペースが必要で、それぞれの個人スペースも場所を取ります。プレイヤーはまず、どの順番でアクションを行うのかを決めていきます。その後、いくつもあるアクションにキューブを置いていき、「このラウンドは何をするのか」を予約して決めていきます。先手番になると早く行動できますが、後手番になるとお助けカードや素材カードが手に入ると行った得点もあります。

素材を集めたり、アーティファクトを購入したり、中にはもちろん薬を作るなんてアクションもあるわけですね。

個人ボードはこのようになっています。何とも独特なスタイルですね。カードをスマートフォンで認識させることによって色々な薬が作成され、それをメモりながら可能性を潰していくことによってその素材の構成要素がわかってきます。

基本的には定番の数字当てクイズに様々な要素を付け足したような感じになっていて、組み合わせによって出来ていく薬から推理は慣れると簡単です。ただし、ゲームは六ラウンドしかなく、やることはとても多いのでそれらにひたすら追われる形になります。

薬を作るにも生徒に飲ませたり自分に飲ませたりといったものや、論文の発表からそれを論破するといったアクションが用意されておりなんともファンタジーな学会といった雰囲気抜群です。

カード類を含めて日本語化されていますので基本的に迷うことは無く、要素は多いですがラウンドを進む毎に徐々に要素が増えていくのでインストの負担はそこまで大きくないかなと思います。

とはいえ素材と素材の組み合わせ、素材の構成要素の探し方など、インスト時点で理解してもらうためにちょっと時間はかかっちゃうのかなという印象は強いです。

とはいえ推理ゲームであり、ひたすら考えますのでそういった事が好きかどうかでかなり好みが分かれるのかなと言う所ですね。私は好きなのですが、かなり経験値ゲームでもあると感じます。

時間も二時間程度かかりますし、結果がわかった後で色々考えてしまいどうしてもダウンタイムが発生します。

推理ゲーム、ずっしり重量感のあるゲーム、大量のコンポーネントというものにピンと来るならばオススメかと思います。一度は遊んでみてほしいゲームではあります。何度も繰り返していくとどんどん面白さが出てくるゲームでもあると思いますので、固定面子で何度も遊ぶ事がある方は持っていても良いのではないでしょうか。

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