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牧場にはやっぱり畑があって、動物がいて・・・牧場経営箱庭ワーカープレイスメントボードゲーム「アグリコラ:リバイズドエディション」レビューと感想

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アグリコラ
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★★☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:30~150
年齢:12歳~
プレイ人数:1~5人

ボードゲーム「アグリコラ:リバイズドエディション」は何もない状態から牧場を運営していき、誰が一番多く点数を獲得することができるかを競うワーカープレイスメントゲームです。

ルール概要

最初プレイヤーは労働者を表すコマを2つ持った状態からスタートします。この労働者を共通ボードにある畑や森に配置する事によって個人ボードに畑を配置したり、木を獲得することによってゲームは進行していきます。

アクションは全て先取りであり、例えば誰かが”畑”アクションを実行するともう同じアクションは誰もできなくなります。労働者(ワーカー)が場所(プレイス)を占領してアクションを行うこういったルールをワーカープレイスメントといいます。

様々な職業・進捗カードによって自分だけの特別ルールを追加しつつ畑に野菜を植え、家を広くし労働者を増やし、柵を作って動物を確保し最終的に一つ一つの要素について点数をつけ一番点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。

ゲーム感想

ワーカープレイスメントゲームの超名作・定番でありボードゲームといえばこれ、とも言えるゲームの様々な要素を再調整・リデザインされたのが本作「アグリコラ:リバイズドエディション」となります。

これを機にようやくプレイする事ができました。いや、面白いですね。

ボード上に何もない状態からえっちらおっちら畑を耕して食料を確保し、生活基盤を安定させてから部屋を増やし、人を増やし、動物を増やす。

そういった牧場経営としてのリアルさが、デフォルメされたかわいくキャッチーな見た目の中にありありと表現されるわけです。ううむ、たまらん。まさに箱庭系。おらが牧場最高だべさ。

個人ボードにどんどん配置していくので、他人との絡みが無いのかといえばそうではなく、共通ボードにあるアクションたちが強烈な読み合いを迫ってきます。

木がほしい、レンガがほしい、石がほしい。それぞれのプレイヤーの動向を探りながらいかに自分の利益を得るのか。自分の牧場の完成をどこにするのか。そのにらみ合いがまた楽しい。

ゲームのルール自体を追加・変更する職業・進捗カードもまたゲームに変化をもたらします。拡大再生産、陣取り、カードによる特殊効果といった要素が絶妙に組み合わさり、本作は唯一無二の魅力を今でも発揮し続けます。

ゲームとしての基本はコマを置いてアクションを実行するというシンプルさを保ちつつ、要素が絡み合って複雑なプレイ感を生み出します。

日本語版は大量のエラッタ(修正)が出ているようですので、その点だけは注意してください。

そのプレイ時間、ゲーマーズゲームという側面から重量級に属する本作ですが、その可愛らしい見た目に惹かれたならチャレンジしてみてほしい作品です。

一つのゲームをとことん楽しみたい、ゲーマーズゲームを探している、たくさんのコマ・カードに惹かれるといったコアなゲーマーにも勿論おすすめ。様々な人にヒットするゲーマーズゲームの定番です。面白いです。

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