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俺たちヴァイキング! 略奪に狩猟に捕鯨に色々できるワーカープレイスメントボードゲーム「オーディンの祝祭」レビューと感想

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オーディンの祝祭
おすすめ度:★★★★★
ルール難易度:★★★☆☆
運要素:★★☆☆☆
思考要素:★★★★☆
プレイ時間:30~120
年齢:12歳~
プレイ人数:1~4人

ボードゲーム「オーディンの祝祭」はヴァイキング達を使い様々な仕事をさせて戦利品などを獲得し、ボードを埋めていく大量のコンポーネントが目を引くワーカープレイスメントゲームとなっています。

ルール概要

 プレイヤーはそれぞれがヴァイキング達の集落を担当していて、自分のボードを埋めて点数を稼いでいくことが目的となっています。

 手番では基本的にヴァイキングを表すコマを様々なアクションに置いていくことにって進んでいきます。これによって食品や物品を獲得していき、毎ラウンド必要なヴァイキング達の食料を確保したり、収入のためにボードを埋めたりしていきます。

 プレイボードに様々な物品をパズルライクで埋めていくことで収入を得られるようになったりマイナス点数が減ったりします。

 ラウンドごとに来る食料供給や繁殖などをこなしながら、指定ラウンドを経過するとゲームが終了、点数を計算しもっとも勝利点の多いプレイヤーの勝利となります。

ゲーム感想

 基本的には素直なワーカープレイスメントで、アグリコラ、カヴェルナ、アルルの丘といった同一デザイナーのゲームを遊んでいれば素直に遊ぶことができ、かなりすっきりとしているなと思いました。

 一見大量にあるアクションも、その時で必要としているものを見てみると意外と少なく、他の人と被ったりしてしまってその先取りが熱いです。

 さらにはボードを埋めるというパズル要素。それのために、沢山あるアクションの中から、その時、自分の方向性を探りつつ行動をしていく。一見淡々としながらもじわじわっと面白さが上がっていく感じが最近のウヴェ作品にある感じでとても楽しいです。

 追加のプレイボード、大量の職業カードとやりこみ要素抜群。何度も繰り返し遊びつつも、様々な戦略を試していく楽しさをガッツリと味わう事ができるものとなっています。

 一つ一つの小さなアイデア、改善点といったものが随所に現れておりこれまでの作品からの流れも楽しむことができるのも嬉しい所。重量級ゲーム好きなら一度は遊んでみるべき作品なのではないでしょうか。

 遊び終わったあと、ああしておけばよかった、こうしておけばよかったとうんうん考えちゃう。そんな作品ですよ!

 分かる人向けに説明するならカヴェルナでパッチワークするよといった感じの本作。さくさくしつつもガッツリとした重さも味わえる、ゲーマーにまさにおすすめと言えると思います。楽しいですよ!

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