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お世話になってるサイコロ堂さんの通販ボードゲーム

水曜てーげー会「エルグランデ 20周年記念版 bigbox」「ロシアンレールロード」メビウス頒布会なども遊ぶ 2015/08/06

      2016/01/21

NEWS : ゲームマーケット支援ツール「ゲームマーケットチェックするやーつ」を作りました。

沖縄中部で開催される水曜ゲーム会「てーげー」に参加してきました。沢山の未体験ゲームを遊ぶ事ができて大変楽しかったです。

水曜日はボードゲームの日。

すきもの

陶芸品、で良いのかな? を買い集めて売りながら所持金を増やしていく売買ゲーム。というと凄くシンプルなんだけれど、レートの概念があって、皆が売ると価値が下がる。じゃあ皆と被らないのを集めようか、と思ってもそれもまた難しい。何故かというと、どの陶芸品を買うかっていうのは全員同時のリアルタイムアクションで決定する。

山札を選ぶまでは普通なんだけれど、その山札からどれを買うかはリアルタイムで決めていく。決めたら購入。その後売却フェイズがあって、その売却タイミングは山札から選び終わって元の位置に山札を戻した人から早い者勝ち。

だから一番に山札に目を通して買う物選んで戻した人が先に売ってく。リアルタイム要素をこう組み込んできたか!! という新鮮さとルールとの合致が見事なゲームでした。面白いですね。街コロと同じところなんですけれど、いや、こっちの方が全然面白いですって。ちょっと違うけれど株ゲー、先物買いゲームが好きな人はこれ好きだと思います。瞬時の判断力と決断力が問われますね。凄く中毒性が高いゲームだと思います。良いゲームだなあ。

すきものすきもの

グランディング

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タウシュラウシュ

すっごくシンプルなセットコレクションとハンドマネジメントのゲーム。今月のメビウス便のゲームみたいですね。

手番でやることは「場札と手札の交換」か「役を達成して捨て札にする」のみ。手番が終わったらドローが入る。レビューもしましたのでもう少し詳しい話しはそちらもどうぞ。
簡単セットコレクションカードゲーム、ボードゲーム「タウシュラウシュ(Tausch Rausch)」レビューと感想|Board game every day

すごくシンプルすぎて、プレイヤー感の絡みはあるのだけれど戦略性がある程でもないという感じですね。面白くないわけではないけれど駆け引きが凄く薄味というか。また達成する役のバランスもピーキーな上に勝利点としては変わらないので、達成が安易な物を集めた人が勝つというのが個人的にちょっと首を捻る。

役毎に点数があったりするとまた違うと思うのだけれど。また数字の計算が頻繁に入るので八歳以上というのもちょっと難しいかなという印象。

ロンド

クニツィアらしいシンプルさと抜群なテンポが楽しいチップ配置点数取得ゲーム。手番ではチップを配置するかドローするかのみ。手番が終わると一枚ドロー出来るので、配置すると一枚ドロー、ドローすると二枚ドローすると言う感じ。マスには色と数字があって、そのマスに同じ色のチップを配置するとその分点数が貰えます。二枚以上重ねて配置もできて、そうすることによってさらに点数が貰えます。

ルールは本当にこれだけで、ひたすらチップを配置していくだけ。コンスタントに全員点数が入って行くので凄くテンポが良くて、最後までほぼダンゴの状況が続いてギリギリの戦いが出来ますね。基本的に邪魔をするって要素は少なくて、お互いに点数を伸ばし合う形になります。

プレイヤーの基本点数出力は同じ程度なんだけれど、ちょこちょこっとしたタイミングでブーストがかかりその勝負で勝敗が決まるようなイメージ。中々に熱い水面下の駆け引きが楽しめるゲームだと思います。

運の要素がかなり強くて、その点がクニツィアらしくないなとか思ってしまうのだけれど、初めてゲームを遊ぶ人とかには良いゲームだと思います。凄く短い時間で遊べるし、プレイ自体も楽しい。中毒性があってリプレイ性高し。二回遊んでも40分いかないくらい。かなりコストパフォーマンスいいですね。裏面には上級者向けボードになっていてこれもまた数字の配分、色の配分がほどよく嫌らしくて盛り上がります。良いゲームですね。面白いです。

バグズと仲間たち

神経衰弱リアルタイムアクションゲームですね。沢山の宇宙人達の中からペアを三つ探して取っていくだけ。なんだけれどこれが中々大変。なんたって宇宙人達は沢山いて、プレイヤーが全員一斉にめくりはじめるからです。使うのは利き手だけ。もう一方の手は取ったタイルを持つために使います。

この時一枚ずつとっても良いのだけれどそうすると他の人が同じのを取ってたときに二人に失点が入ると言うこと。中々悩ましいですね。ただ、見つけた物については場札を動かして分かりやすい位置に置いても良いというルールがあって、それによってある程度目当ての宇宙人をキープする事ができます。とはいえそれを他のプレイヤーに見つけられるとガシャガシャっと混ぜられちゃう危険性もあるのですが。

パーティーゲームとして中々に楽しくシンプルで盛り上がれるゲームだと思います。短い時間で遊べつつ繰り返し楽しめるリプレイ性もあり。二人からでも十分楽しいし、人が増えてもプレイ時間も楽しさもあまり変わらないというのが良いですね。面白かったです。

エルグランデ 20周年記念版 bigbox

エルグランデの二十周年記念版、さらには拡張全部入りのbigboxです。流石にいきなり拡張入りというのはやめて基本ゲームでプレイ。全体的にコンポーメントに関してはそこまで印象は変わりませんが、アクションカードが縦長になり、ボードも拡張含めリバーシブルになって全体的なプレイアビリティは変わっている印象ですね。塔が少し小さくなり、駒がミープルになりました。ここらへんは意見が分かれるところですが個人的にはキューブが良かったかな。

王様駒は相変わらずでっかい。

やはりエルグランデは苦手。陣取りとして中々考える要素が多くて良いのだけれどやっぱりなんかノリ切れない感じ。とはいえ名作ではあり面白いのは間違いないので、絶版で手に入れられなかった人は今がチャンスなのは間違いないですね。

ムガル

ゲシェンクの競り要素に株売買の要素を追加したチップゲーム。チップを点数に変換するために株カードの売買を行っていき、その株が何点になるのかといのは他のプレイヤーが同じ株を何枚もっているのかに左右されます。

プレイヤー間の絡み要素が相当強くて、シンプルなんだけれどかなり難しいゲーマーズゲームという感じです。私は好きですよ、こういうの。点数を確保する条件が色々あって、戦略も何通りか有るゲームですね。楽しさを味わうためには何度かプレイしないといけないタイプのゲームですが、それがわかってくるとじわじわっと面白さがやってくるゲームだと思います。

カードのデザインが若干ややこしくて、プレイアビリティを少し下げている気もしますね。とはいえ総じてシンプルなゲーマーズゲームという感じですね。

そのカードをいくらチップをかけて購入するのか。どこで引くのか。そして売るタイミングでチップとの点数効率はどれくらいなのか。それをひたすら頭の中で計算するゲームで、そういうタイプのゲームが好きな人にはオススメです。

ロシアンレールロード

ド王道のワーカープレイスメントゲーム。自身のプレイヤーボード上でレールを延ばして列車を配置して、それによって点数をゲットしていきます。この点数を得るというのが毎ラウンド計算されていくので、ひたすら点数がインフレして最終的には400点とかいく人が出てきます。まあなんというかバブリー感が味わいたいなら楽しいゲームだと思います。

基本的にリソースの概念はなくて、お金とワーカー以外使わないシンプルさは良いですね。ワーカーを配置すると列車が貰えたりレールが延びたり。なので好きな事ができてそれが点数に結びついて、どんどん点数が増えていく。その循環が楽しく、拡大再生産をガッツリ楽しみたい! という人にはいいかもしれません。

道筋がいくつかあって、それに特化するタイプのゲームで、まあゲーマーズゲームなんだけれどそこまでがっつり重量級というわけでもないですね。プレイ時間は120分と長めだけれど選択肢も少なくアクションの取り合いもそこまで発生せず、個人個人で好きな事やってますという感じ。楽しかったです。何度か遊んでみて経験値を貯めていきたいタイプのゲームだと思いますよ。

まとめ

シンプルなゲームからガッツリなゲームまで。様々なゲームが遊べて大変満足でした。

特に個人的にあたりだと思ったのはロンド、すきもの辺りでしょうか。どちらも一度プレイしただけでは満足できなくてもう一回、と遊びたくなってしまうゲームでした。基本シンプルでインストしやすそうなのも良いですね。そういったゲームはゲーム会などに言ったときにささっと遊べて良いのですよね。

また、ムガル、ロシアンレールロードはもう数回プレイして経験値を貯めたいゲームだなと言う印象ですね。ムガルはモダンアート宜しく、わかってくると加速度的に面白さが上がっていくタイプのゲームだと思います。プレイヤーの絡みによって難易度が大きく変わるタイプのゲームは何度遊んでも飽きづらいゲームでもあるので良いですね。

バグズと仲間たちもアクションゲームとして抜群に面白くありました。人数が多いのも良く、同時アクションで時間がかからないのも良いですね。記憶ゲーといわれるとそうでもなく、どこで見切りをつけるのか。どこまで手を出すのかという駆け引きもあって中々に良い感じですね。

今日も楽しいゲームが沢山遊べました。細かくレビューするのが楽しみなゲームばかりで良かったです。


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