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サイコロを使った拡大再生産! 運が何よりのリソース「王への請願」レビュー

      2016/01/21

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前王への請願
(To Court the King)
デザイナートーマス・レーマン
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★★☆☆☆
運要素★★★★☆ 知略・思考要素★★☆☆☆
プレイ時間45分 年齢10歳~
プレイ人数2~5人 BGGスコア6.47/10 (3370票)

「王への請願」ってどういうゲーム?

「王への請願」の紹介

王への請願は、ダイスを使った拡大再生産ゲームです。ダイスを振り、その結果によって能力カードを得てさらにその効果を使って、といった感じでどんどんダイスの数や出目をコントロールして行きます。

権力も何も無い状態では王へと請願など出来るはずもありません。そのためには様々な人の協力を得る必要があります。農夫やメイドから始まり、女官、質屋、騎士、貴族、領主とどんどん味方を引き入れて最終的には自分の請願を王へと届けましょう。というわけで、元々のコンセプトとしては割とドロっと、ジメっとした雰囲気が漂っていたのですが、このたびのリメイクでなんともかわいらしく変化いたしました。ここをどう取るかは皆さまにお任せします。

さて、このゲームは典型的なダイスゲームに拡大再生産の要素を足したゲームとなっています。ダイスを振っただけではまだ出目は未確定です。そこから好きなダイスを指定してそれを確定させます。未確定の物は振り直し。それを繰り返しつつ、所持している能力カードを使ってダイスを増やしたり出目を変更させたり。色々やりながら能力カードをゲットしていきます。

最終的に7個のダイスの出目を揃えて「国王」を誰かが取るとラストラウンド。他の人が一回ずつダイスを振り最終的に国王を持っていた人が勝者となります。

ここまで書くとピンと来る人はくるのでしょうが、ダイスの出目にむっちゃくちゃ振り回されます。それでいて効率良くカードをゲットできていく人が出目も操作できるしどんどん進む。一度でも転ぶともう手がかなり遅れる。そういう形のダイスゲームらしいダイスゲームになっています。プレイ時間が短くさくさくっと遊べるのは良いのですけれども、他人との絡みもないためソロゲー感もかなり強いですね。

特に、後手番がかなり不利になっていて、そのためスタートプレイヤーマーカーが動いていくのは良いのですがそれを前提としてもかなり不利です。特に最初のラウンドでラストになると、買えるカードが無くなって相当に不利な状況になります。そしてここでカードを買えないとかなり沈み込むことになり追い越すことは不可能になります。

ここまで他人との絡みを無くすなら、せめてレベル1のカードは人数分あってもいいのでは? と思うくらいバランスが悪いと感じます。今回のリメイクで、ここらへんも修正してくるのかなーと思っていたけれどノータッチだったようですね。

そこに目をつむれば、どんどんダイスを触れる数も多くなり、出目を操作したりとパズル的で中々面白いゲームになっているかと思います。短い時間で遊べるため、二人~三人くらいで遊ぶと良い感じかと思います。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前王への請願
(To Court the King)
デザイナートーマス・レーマン
おすすめ度★★★☆☆ ルール難易度★★☆☆☆
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