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色々な事に手を出しつつ建築を行う箱庭ボードゲーム「グラスロード」レビューと感想

      2016/01/19

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前グラスロード
(Glass Road)
デザイナーウヴェ・ローゼンベルク
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★★☆☆
運要素★★☆☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間75分 年齢13歳~
プレイ人数1~4人 BGGスコア7.52/10 (4119票)

各ボードゲーム賞

  • 2013年ミープルチョイス賞ノミネート

「グラスロード」ってどういうゲーム?

「グラスロード」の紹介

ボードゲーム「グラスロード」は、箱庭ゲームの名手ウヴェローゼンベルクがリリースしたカードプレイを基本としたゲームで、様々なリソースを管理しながら自分のボードを充実させていくたのしさのあるものになっています。

アグリコラなどをあそんだ事があればなんとなく見覚えのあるボードがデン、とそれぞれのプレイヤーの前に置かれます。今作でもこのボードに建物や池などを配置していき得点を得ていく事となります。とはいえ今作では動物はいませんし、建物の能力意外で点数は発生しませんので勝利点計算は非常に簡単。計算表も必要ありません。

手番でやること自体は凄く簡単。それぞれのプレイヤーに配られた15枚のカードから5枚を選択。それをラウンドで一枚ずつ使って最大5枚のカードをプレイするだけというもの。カードプレイフェイズは擬似的なトリックテイキングになっていて、カードを出したらそれぞれプレイヤーも同じカードを持っていたら出さなくてはなりません。この時の親プレイヤーはメインでのプレイ、それ以外のプレイヤーはフォローでのプレイと区別されます。カードにはそれぞれ二つの効果を持っていて、メインでプレイすると両方を実行でき、フォローだとどちらか片方だけをプレイできます。

一回のラウンドで使うカードは五枚なのですが、メインで使用できるのは三枚、フォローで使用できるのは二枚という制限があって、五枚全てを使うには誰かとカードが二枚は被っている必要があります。あまり他人と被らないカードを持っていても損だし、他の人と被るとプレイしたくないタイミングでカードを使わせられたりする場合もあるというままならさが楽しいですね。

このカードをプレイするシステム、おそらく参考にされているのは「魔法にかかったみたい」というカードゲームなのですが、あちらは完全に他の人との絡みも考えてプレイするゲームとなっているのに対し、こちらはそこまでの苦しさは感じず、したいことができるようになっていますね。

また、このゲームそれぞれの資源を管理するトラックが中々面白くて、資源条件が整うと、それらを消費してガラス職人とレンガ職人が勝手にガラスやレンガを作ってくれます。それがお邪魔であり、また必要であり、リソースマネジメントが非常に重要になっているゲームだと思えます。

ゲームになれてくると、他のプレイヤーの資源状況を見て、それを狂わすようにカードをプレイするといったトリテ本来の戦略要素も見え隠れしてきて、足下を見る楽しさが味わえます。どういったアクションをするのかというのは全てカードに情報が集約されていますので、ルール自体は凄くかんたんで、すぐにゲームを楽しめるようになっているのも良いです。

建物に特殊な能力がついているものもあったりして、それらを上手く使い資源状況をやりくりしてゲームを有利に進めていくのは勿論、点数行動も意識していったりしするとさらにカードの選択が悩ましくも楽しくなってきます。

アグリコラ、カヴェルナといったウヴェ牧場箱庭ゲームにある資源を要求される苦しさはありませんが、カードをプレイする事により刻々と変わるそれぞれのプレイヤーの資源状況とボードを読み、相互に影響を与えていくワーカープレイスメントとはまた違う絡みを強く感じる事ができました。

そもそもが同じカードを持っていればプレイでき、順番がその都度可変されるというゲームのシステム上、手番順を考えるのとはまた違う思考が必要というのはそれだけですごく面白いですね。

一方で、大量にある建物一つ一つの効果に特殊なものが割と多めであり、さらにはアクションの中には手札として隠し持つというものがあるためその建物がどういった効果なのか確認がそれぞれで必要といった問題もあります。大抵は文章やアイコンを見れば理解できるわけですが、処理について混乱したり、例外処理があったりしますのでその点シンプルとは言い切れないのが辛い所です。

それでもゲーム自体はさくさくっと周り、四人プレイでも一時間と少しで終われる中量級のゲームとして中々の面白さがありました。経験値を貯めてまた遊びたいなと感ることができ、何度も繰り返して遊びたくなる作品だと思います。

箱庭ゲーム、魔法にかかったみたい等の変則トリテルール好き、中量級ゲーマーズゲーム好き、ウヴェ好きには特にオススメです。丁寧な日本語訳がされていますので、ボードゲーム初心者でもある程度の経験値があれば問題無く遊べると思います。ボードの見た目や雰囲気に興味が出たら遊んで見ると良いかと思います。面白いゲームです。

※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。
名前グラスロード
(Glass Road)
デザイナーウヴェ・ローゼンベルク
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★★★☆☆
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