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他人の数字が何よりのヒント! 手軽に数字を釣り上げるチキンレースが楽しめる「コヨーテ」レビュー

      2016/01/21

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コヨーテ 日本語版コヨーテ 日本語版

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前コヨーテ
(Coyote)
デザイナースパルタコ・アルバタレッリ
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間20 − 30分 年齢10歳~
プレイ人数3~6人 BGGスコア6.61/10 (914票)
2004年
ドイツ年間ゲーム大賞
ゲーム部門推奨リスト入り

「コヨーテ」ってどういうゲーム?

「コヨーテ」の紹介

カードを他人に向けて公開し、自分の数字が見えない状態で「この場にある合計の数字以下を宣言する」だけのゲーム。その状態でどんどん数字を釣り上げ、前の人の数字が嘘だと思ったタイミングで「コヨーテ!」と宣言する。せいぜい二桁の足し算ができれば問題なく、小学生でも楽しく遊べる。特殊カードを除けば低学年でも問題無いと思う。

カードの裏には合計でどのカードが何枚ずつ入っているかのサマリーになっていって、カウンティングが気軽に出来るようになっている。これがまた読み合いを面白くする。ただのブラフゲームにとどまらず、自分の数字が今なんなのか、周りからはどう見えているのかを計りながら数字を釣り上げていくヒリヒリ感が楽しい。

負けぬけゲームだが、負けた後で皆の数字を確認しながら戦況がどうなっていくのかも見もの。カードには合計値を二倍、最大数を0にする、など特殊な効果を表す物もあり読みを一層複雑なものにしている。

こういったブラフゲームでは髑髏と薔薇、ブラフなどが定番だけれど、コヨーテは自分の数字が見えないというのがとても良い。大抵のブラフゲームは「自分の宣言した虚偽がバレないかドキドキする」というゲームだけれど、これは「他人の宣言した数字が虚偽なのかドキドキする」ゲームなので遊び味がまったく違う。自分の数字を推理しつつも、段々とその推理から状況が外れていく焦り、そこから見えるまた新しい仮説。めまぐるしいゲーム展開が好きな人には間違いなくおすすめ。

選択ルールもありだれでも遊べる

ここまで見て、「けどカード運によっては速攻でゲームが終了するのでは?」という疑問が出たと思うが、それを避けるために選択ルールとしてそれぞれが特殊なアクションができるようになるオプションルールもある。順序を逆にしたり、宣言を回避したり、次の人にカードをもう一枚出させたり。ただ、このルールを採用すると、バクチ色が強くなり、さらに運要素が高くなる。カジュアルに遊びたいならこのルールを採用すると良いと思う。

場所を選ばず、ルールも難しくなく、説明も簡単。実は自分のカードがこれだった! という驚きが楽しいパーティーゲームに仕上がっていると思う。これといって欠点もなく、シンプルにただただ楽しい。

10人まで遊べるのも良くて、飲み会やちょっとした集まりでもさくっと遊びやすい。ボードゲーム会でも5人くらいで微妙に分けづらくゲームのチョイスに迷いやすい場面でも役に立つ。大変取り回しがいい。

ただ、ゲームの性質上長期化しやすいので、予め何人抜けたら終わり、など取り決めをしておくと良いかと思う。運の要素も強いのでここで好き嫌いも別れるが、息抜きにちょうどいいし、コミュニケーションのきっかけにもなる。場が和みつつも本気で騙し合いが出来る楽しいゲームだ。


コヨーテ 日本語版コヨーテ 日本語版

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※:日本語ルールが付属していない場合があります。必ず確認してください。

名前コヨーテ
(Coyote)
デザイナースパルタコ・アルバタレッリ
おすすめ度★★★★☆ ルール難易度★☆☆☆☆
運要素★★★☆☆ 知略・思考要素★★★☆☆
プレイ時間20 − 30分 年齢10歳~
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